top of page

さよならは3回 (音楽の話)

金木犀の香りが街を彷徨い始めました。秋です。


この時期になると決まって思い出す歌がいくつかあるのですが、その中の2曲が


松田聖子『風立ちぬ』

OFF COURSE『さよなら』



当時の彼女にしか出来ない歌唱、松本隆のぼやけた写真のような美しい言葉、大瀧詠一の草の靡くようなソングライティング。完璧なバランスだと思う。すみれ、ひまわり、フリージアが言葉の通り楽曲に花を添えている。当時のアイドルソングとしては素朴ではあるものの、後世に残るべきポピュラー音楽であることに間違いはないだろう。


オフコースのこの曲は冬の歌という印象を一瞬もつけれど、"もうすぐ外は白い冬" 。


最後の行が好きだ。

外は今日も雨 やがて雪になって 僕らの心の中に 降り積もるだろう


"僕ら" というのがなんとも言えない。これまでの二人の信頼関係が垣間見えるような。

"愛したのは 確かに" と "君だけ" の間の休符も大好きなのだが、これは文章で説明するのは難しい。。


そしてこの2曲で繰り返される "さよなら""SAYONARA"


3回ずつ。力強くそして儚く。決意なのか決別なのか。心の旅人は、寒い道を寄り添って歩けなかた二人は、どこへ向かったのだろう。


ほり君的秋ソングまとめました。よかったらお散歩がてらお楽しみくださいませ。




閲覧数:55回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page