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花の味は苦い

新しい音源のレコーディングが終わって、ミキシングが終わって、マスタリングももうすぐ終わる。99%は終わった(音に関しては)。




LatoさんがしばらくCDを作ってないと話していたので、僕が作りましょうと提案した。ストリートやライブハウスでの経験や、アルバム全体の雰囲気、そしてなるべく早く出したいといったところから7曲を厳選。どれも力強く美しいLatoさんの曲を選ぶのはなんとも悩ましいこと。


僕が入って新しい体制になった今このタイミングで作りたかった。どんなタイミングだってその時にしかできないことなのだけれど、今この時期だけは少し特別である。バンドが動き出した時のビッグバンにも似たエネルギーは、どれだけ続くかわからないし次いつ来るか、次が来るかもわからない。本気でやる、力を入れるのはいつだってそうなのだけれど、このエネルギーだけはそんな意気込みだけで出るものではない、とても尊く儚いものだ。逃すわけにはいかないのである。


どの曲もめちゃめちゃに強い。これまでの月光冥利の集大成的であることはもちろん、これからの指針にもなり得るかもしれない。この音楽に連れて行かれた先になにがあるのだろう。ワクワクしている。


音楽が皆様の耳に届いた時、舞台の幕があがります。

たくさんの物語が生まれますように。

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